『3月のライオン昭和異聞 灼熱の時代 9』西川 秀明

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 どうも、世界初のMr.Gentleman EYEWEARオンリーショップ星眼鏡店の店主です。

『3月のライオン』唯一のスピンオフ作品。
本編で日本将棋連盟の会長を務める神宮寺 崇徳の若き日の姿を描いた熱い作品です。

 若き天才棋士、神宮寺 崇徳が当時の名人との対局で完敗。伸びていた天狗の鼻をへし折られ、自信も粉々に砕かれたところから物語は始まります。
 全てを失なった彼は、周囲の優しさや叱咤激励、忘れ難き燻っていた将棋への情念により、復活に向け歩み出します。
 底辺を彷徨うことにより見出した、「泥沼流」と銘打った新しき戦法と共に。

 令和を生きる若者達には、昭和は歴史上の時代なんでしょうかね。
 店主も舞台とされている時代を直接は知らない世代ですが。
 
 作風も相まってですが、クドイくらいに熱い世界が繰り広げられます。
 ここまで熱さを全面に出して、肯定される時代。懸命に生き抜こうとすることに対する姿勢。

 こんな時代だからこそ、圧倒的熱量を持つ人物や作品に惹かれるのでしょう。
 
 気を抜くと日和がちになる店主も、こんな熱量を持ち続けて令和の時代を生き抜いていきたいもんです。

 そして、本作は二階の読書休憩室に収蔵されるのであります。